フランク・ロイド・ライト / ノリタケ
「フランク・ロイド・ライト」という名に触れると、何とも複雑な思いになります。
母によって磨かれ、時代の遥か先を行く才能と、虚実混淆の凄まじい自己愛・美意識に叶ったものは最優先入手で、借金を重ねては言いぬける狡猾な生き様……。
「カリスマ」の一言では少々片づけにくいです。
ここまで貫き通した方には、幸か不幸かまだお目にかかったことはございません。
書籍の記事に少々重なりますが、建築物の本質は、人々を包み守り、快適な生活環境を維持するためにあると思います。
が、施行主からのの雨漏りクレームさえ、口先でねじ伏せる「傲慢な建築家」とは一体……。
人間とは、本当に奥深く……本音を申し上げると未だによく分かりません。
恐らく、自分に人生修行が足らないせいか、天才の考えなど到底計れない凡人か、またはその両方か。
ネコノヒゲにとって、そんなことを考えさせられる存在なのです、フランク・ロイド・ライト氏。
でもやはりお気に入り所持。
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