シャンプー&コンディショナー / 玉の肌(TAMANOHADA)
TAMANOHADAアメニティーズの、シャンプー&コンディショナー。
セットで使用してみました。
※リクイッドの感想は、こちら → ハンド&ボディソープ / 玉の肌(TAMANOHADA)
《香りの種類》
000: ラベンダー
001: オレンジ
002: ムスク
003: ローズ
004: ガーデニア
005: フィグ(いちじく)
※リクィッドでも申し上げておりますが、ネコノヒゲ、個人的にラベンダーとムスクが少々体質に合わないため、4種類のみのレビューです。
《香りの小技》
香りに関して感心した部分がございますので特記。
使用した4種類に共通しているのですが、例えば同じ004(ガーデニア)のシャンプーとコンディショナーを比べた時、「シャンプーは、グリーンを強調」「コンディショナーは、メインとなる花の香りを強調」といったメリハリをつけていらっしゃいます。
何故特記するかと申しますと……この順序が、香水に使われる手法と同じなのですね。( → フレグランス「シャネル ガーデニア」)
それだけではなく、同じグリーンでも全て配合が違う?のでしょうか。
特に003と005とを比べてみた時、葉の硬さの違いまでかなり的確にイメージが表現されていて、香りに対する細やかな配慮を感じました。
《使用感に関する追記》
・細めの猫毛・毛量多め・傷み中の下・カラーリング有 での感想です
・シャンプーのみ/コンディショナーのみ/シャンプー&コンディショナーのセット の3パターンでのトータル感想です
・可能な限り、共通した成分配合の近い製品(3社)を選出して使用感を比較しました
・ドライ後、整髪料等は4社とも使用していません
・独自調査した範囲でですが、成分配合の近い製品は、販売価格帯¥900〜のものから徐々に多くなっていました
このページをご覧になっていらっしゃる皆様。
もしドラッグストア等で、成分表片手にシャンプーコーナーに張り付いている不審者を見かけましたら、「あぁ……ネコノヒゲか」と、遠巻きに生暖かく見守っていてくださると嬉しいです……。
★シャンプー
〈泡立ち〉
若干少なめに感じますが、その分泡切れが群を抜いて良いです。
頭皮への成分残留を心配される方には、かなり安心度が高いのではないかと思われます。
〈洗い上がり〉
予想通り、きしみ発生。
……が、ネコノヒゲの髪は元々きしみやすい+カラーリングで傷んでいますので、その点を割り引いて考えると、健康な髪質なら心配無用なレベルかと。
〈残香〉
ドライの段階で、すでにほぼ残っていません。
ただ、ボディソープの記事とも重複しますが、「残香が多い=頭皮に洗浄成分が残りやすい」方が問題ですし、あまり残香があると、整髪料などに含まれる香料とぶつかってしまうので、シャンプーとしては大変優秀な所かと思います。
★コンディショナー
シャンプーのみでドライした場合と比較すると、当然ながら格段にきしみが抑えられます。
その上、ドライヤーの熱風を浴びた後の、髪の落ち着きレベルが抜群に早い!(傷み髪にはとても有難いです)
残香はシャンプーのみの時より若干高めですが、何かの拍子に「……ここにいるよ?」と奥ゆかしくアピールするレベル。
心憎いまでの演出!
※一般常識過ぎて、改めて申し上げるのも恐縮な内容ですが、シャンプーとコンディショナーは、同メーカーの同シリーズを使用するのが最適。
これはタマノハダ様に限らず、どちらのメーカー様の研究部門でも「洗浄力」と「保護力」のバランスを考慮して日々配合成分を行っていらっしゃる部分。
これは4社以外でも色々なお品を使用した上で、共通して実感している点です。
★成分★
表示されている配合成分について、独自に調べています。
詳しくは ↓ 次のページをご参考ください。
シャンプー&コンディショナー / 玉の肌(TAMANOHADA) 成分
一個人が、製品表示を元に、独自に成分の性質や働き等をまとめたものです。
メインの成分は、「肌にやさしい無添加石鹸」と呼ばれる製品とほぼ同様のもの。
ただ、製品の品質を安定・維持させるための成分も若干ですが含まれているようです。
※過去、表示されている成分でアレルギー等の反応があった場合は、ご使用をお避けになるか、事前にお医者様とご相談の上でのご使用をお薦めします。
◆通常の肌質の方であれば特に問題はないと思われますが、敏感肌・アレルギー等をお持ちの方の確認用に、一部の成分に*印をつけております。
◆リクイッド・シャンプー・コンディショナーとも共通する成分には、名称の後ろにマークをつけました。
●=リクイッドと共通
◎=シャンプーと共通
○=コンディショナーと共通
ご参考になれば幸いです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
表示されている成分は、以下の通り。
<シャンプー>
水、ラウレス硫酸Na、コカミドDEA、ココアンホ酢酸Na、香料、オレアミドDEA、クエン酸、エチドロン酸、ジステアリン酸PEG-150、安息香酸Na、EDTA-2Na、水酸化K、ポリクオタニウム-10、塩化Na
《ラウレス硫酸Na》●
・石油系合成界面活性剤
・皮脂の除去
※「石油系」≠「石油から精製されたもの」
※原料は石油ではなく、植物性のヤシ油・パーム油等
《コカミドDEA》(=ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド)
・コカミド=ココナッツオイルに酵素を加えて分解し、そこからヤシ油の脂肪酸を抽出して作られたヤシ油脂肪酸
・非イオン界面活性剤
・起泡剤
・皮膚への刺激緩和、抑制
《ココアンホ酢酸Na》
・両性界面活性剤
・ラウレス硫酸Na等の刺激緩和
・目、皮膚に対して刺激が弱い
・泡立ち・洗浄力がやや弱い
《香料》
・天然成分由来+合成香料(※割合は企業秘密だそうです)
《オレアミドDEA》
・合成界面活性剤
・親水性増粘剤
・乳化の働き
・起泡力増進の働き
《クエン酸》●
・細胞の活動を促進して、肌のダメージを修復
・湿潤作用
・肌のつっぱり感を緩和
《エチドロン酸》(=ヒドロキシエタンジホスホン酸)
・有機リン化合物
・キレート剤(金属封鎖剤)
・金属イオンの封鎖
・製品の変色防止、変質防止
《ジステアリン酸PEG-150》
・合成界面活性剤
・洗浄剤
・髪にツヤが出る
・粘度が増す
・パール化剤
・保護剤
・不透明化剤
・無刺激
《安息香酸Na*》●
・防腐剤
・抗菌作用
※通常使用であれば特に問題ありませんが、稀にアレルギー反応や刺激に感じる方もあり
《EDTA-2Na*》●
・エチレンジアミン四酸(エデト酸)ナトリウム塩
・キレート剤(金属封鎖剤)
・製品を軟水化し、硬水等、使用する水の影響で品質が落ちるのを防ぐ
・金属イオンの封鎖
・製品の変色防止、変質防止
《水酸化K》(水酸化カリウム)●
・脂肪酸と水酸化Kを反応させる → 液体石鹸(カリ石鹸)に
《ポリクオタニウム-10》
・植物由来の高分子セルロース(=食物繊維)
・髪に薄い皮膜をつくり、髪のきしみや絡まりを防ぐ
・スタイリングがしやすくなる
《塩化Na》●
・粘度を増す
※適度な粘度がない液状だと、使用時に手等から大半こぼれてしまうため
<コンディショナー>(ヘアリンス)
水、BG、ベヘニルアルコール、香料、ベヘントリモニウムクロリド、オクチルドデカノール、ステアリン酸グリセリル(SE)、アボカド油、ラウラミドDEA
《BG》(プロピレングリコール)●
・多価アルコール
・保湿
・抗菌
・さっぱりした使用感
・品質を安定させる働き
※一緒に配合されている成分と配合量に注意が必要
《ベヘニルアルコール》
・脂肪族飽和高級アルコール
・ナタネ油から採取する固形油
・乳化安定剤
・増粘調整剤
《香料》
・天然成分由来+合成香料(※割合は企業秘密だそうです)
《ベヘントリモニウムクロリド》(塩化アルキルトリメチルアルミニウム)
・陽イオン界面活性剤
・毛髪に柔軟性を与える
・静電気の帯電を防ぐ
・殺菌効果
《オクチルドデカノール》
・高級アルコール
・植物由来の天然油脂からつくられる油性原料
・油分を補い、肌等をしっとりさせる
・皮膚刺激が少ない
《ステアリン酸グリセリル(SE)》
・非イオン性界面活性剤(大豆油等の天然由来)
・加脂肪剤
・肌等に柔軟性とうるおいを与える
《アボカド油》
・脂肪酸(主にオレイン酸)
・エモリエント効果
・保湿効果
《ラウラミドDEA》●
・石油系合成界面活性剤
・泡立ちを良くする働き
・皮膚への刺激を緩和する作用を持つ
・ラウリン酸(加水分解・蒸留精製したヤシ油の脂肪酸)と、ジエタノールアミン*(脂肪酸の中和役)を合成したもの