世界がもし100人の村だったら
「無料 IQテスト / IQ test DK」でもご紹介している本です。
元々はネットから広まったストーリーをまとめたものです。
(初期の拡散時点では、100人ではなく1000人だったようですが)
世界人口63億人を100人に凝縮して例え、地球上の様々な状況・問題をシ
ンプルに伝えてくれます。
勿論、統計学を学ぶ方々から見れば稚拙な数字で納得のいかない点も多々
あり、時代により厳密には若干人数の変わる部分もあるかと思います。
内容によっては、この人数では表現出来ないものも多いでしょう。
しかし。
一個人の持つ、物事の尺度を計る定規(ネコノヒゲは勝手に「パーソナルスケール」と呼んでいます)は、自分が生まれ、育った環境の中で徐々に作り上げられていくもの。
意識の有無に関わらず、です。
例えば。
お母さんの手作り卵焼きしか知らなかったら、各家庭で、味付けに「甘い・辛い」「具入り・具なし」「知らない具入り」などのバリエーションががあることに、軽く衝撃を受けませんか?
そして……時には「お母さんの手作り卵焼きを、食べたことがない」という方も。
「あなたの当たり前」は、必ずしも全てが「皆の当たり前」には当てはまらない。
そういうことを、改めて伝えてくれるという点で、秀逸な本です。