ダリと猫と、時々チョコレート
サルバドール・ダリ/Salvador Daliという人となりを掘り下げていくと、とことんお茶目な人柄だったと申し上げるようなネタが、ざくざく出てまいります。
作品込みで、興味津々。
……一体何考えて日々を過ごしていたんでしょう彼は。
プライベートでは意外にも“奇行師”ではなく、周囲に気遣いのできる、大変常識的なお人柄だったそうです。
(もしかして、ガガ様に通じる感性なのでしょうか……)
もちろん私ごとき相手にもされなかったでしょうが、もしダリ氏が恐れ多くも親交の一人に加えてくださるのでしたら、さぞかしスペクタクルな日常であっただろうと妄想します()
ダリ氏の猫好きは周知のこと(愛猫オセロットとのポートレートなども有)かと思いますので、こちらでは別の小ネタを少々。
スペインはバルセロナの観光名所、カサ・バトリョ(Casa Batllo/アントニオ・ガウディの建設物のひとつ)達にほど近い、“Granja Dulcinea”という、チョコレート・カフェ。
……ダリファンでしたら、この店は外せないところ。
1803年創業の、老舗チョコラテリアです。
ホットチョコレートと揚げたてのチュロスのセットをオーダー。
そして、運ばれてきた熱々のチュロスを手頃な長さに折って、チョコレートにとっぷり浸して食べます。
実はこのカフェ、バルセロナで展覧会があった時には、必ずダリ氏が訪れたお店。
壁際の角席が、彼の定席(お店の方にわざわざ聞かなくても、ご覧になれば多分すぐ分かります)。
彼自身が甘党というより、スペインの方々に、朝や夕方(特に飲んだ後の〆)にチョコレートを飲む習慣がある、と申し上げる方が適切かと。
(※別件で、沖縄の飲みの〆はステーキと聞きましたが……本当ですか?別腹ですか!?)
ペトリチョル通りにある、行列のできるお店。
並ぶのがお嫌いでなければ、バルセロナを訪れた際には、是非“Chocolate con churros”をオーダーしてみてくださいね!
Carrer de Petritxol, 2, 08002 Barcelona, Province of Barcelona, Spain
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