日本語検定 / 語検 (※母国語が日本語の方向け)

2007年から6月・11月の年2回実施されている「日本語検定」とは、日本語の知識と運用能力を測定するもの。

 

7級〜1級があります。(※得点率による認定基準あり)

 

何故こんな面白げな検定を見落としていたのか……理由は明白。外国人向けの「日本語能力検定」と完全に誤認していたから。(これはありがちのはず!と言い訳を少々)

 

恐らく同様の誤解をしていらっしゃる方々、潜在的に多いと思われますので、広報のご担当者様は是非PR方法を再考していただけたら……。(※いえ単なる情報不足です申し訳ございません)

 



 

 詳細はこちら → 日本語検定 公式HP

 

 

《検定の特長》

 

日本語検定の特長は、日本語の総合的な能力を測る点。

 

「文字」「四字熟語」「語彙」等の一部のジャンルに留まらず、文章読解等も取り入れています。

 

イメージとしては学生時代の現代国語の試験問題が近いかと。(← +新聞やニュースなどの時事語句・漢字検定・秘書検定の要素を混ぜた感じ)

 

 

《検定のメリット》

 

・試験問題には、敬語や、級によってはビジネスマナー用語も問題に盛り込まれており、身につけた内容は仕事や日常生活で確実に活かせます。

 

・愛媛県の教員採用試験の「一般教養」では、1級合格者には一次選考で50点が加算されます。

 

各級の過去問を拝見したところ、特に1〜2級は社会人としての知識や教養が幅広く問われる設問になっており、相当実用的。

 

今後もっと注目&重用されて然るべき資格・検定かと思います。

 

 

《検定の各級レベル 目安》

 

1級 …… 社会人
2級 …… 大学卒業程度
3級 …… 高校卒業程度
4級 …… 中学校卒業程度
5級 …… 小学校卒業程度
6級 …… 小学4年修了程度
7級 …… 小学2年修了程度

 

※公式HP内に「日本語チェック!」という簡易検定が掲載されていますので、こちらを覗いてみても大まかな受検目安になります。

 

ネコノヒゲもチャレンジしてみたところ、「わかっているつもりで、間違って覚えていた」「意味の認識が曖昧だった」語句がちらほら。

 

由々しき事態です。

 

世界で最も難しい言語TOP10にランクインしている「日本語が母国語」のポジションに胡坐をかいている場合ではありません!

 

 

《検定時間・受検料・合格率等》

 

※受検に関する詳細・お問い合わせは日本語検定 公式HPに記載されています。

 

※直近6年の1回毎の受検者総数・級別受検者数・属性・各級の認定率は、右側「検定データ」のページからPDFでご覧になれます。

 

 

2012年8月までは1級受検資格に2級の認定が必要でしたが、以降撤廃された影響か1級の受検者総数が倍近く上がっています。それも影響して?認定率(合格率)急下降。

 

ご参考までに、一部年度の1級&2級受検者総数と認定率を抜粋します。

 

<1級>

年度

1級受検者数(人)

1級認定率(%)

準1級認定率(%)

H22

1

504

16.0

23.2

(2010)

2

534

7.8

14.9

H23

1

528

7.8

14.9

(2011)

2

533

9.4

17.5

H24

1

474

18.5

37.1

(2012)

2

421

20.5

40.3

H25

1

413

11.3

31.6

(2013)

2

741

24.5

34.4

H26

1

800

16.8

35.8

(2014)

2

993

6.0

21.9

H27

1

1,002

1.6

9.8

(2015)

2

922

1.9

5.7

 

<2級>

年度

2級受検者数(人)

2級認定率(%)

準2級認定率(%)

H22

1

4,956

23.3

25.5

(2010)

2

5,381

26.3

22.4

H23

1

4,364

16.3

16.2

(2011)

2

4,882

17.2

13.2

H24

1

4,180

16.3

25.2

(2012)

2

4,368

17.2

25.7

H25

1

4,162

17.6

19.7

(2013)

2

4,050

18.3

23.2

H26

1

3,685

16.5

23.5

(2014)

2

5,383

18.0

22.0

H27

1

5,860

8.5

16.6

(2015)

2

5,565

17.0

18.2

 

 

《級の認定基準》

 

得点率に応じて2条件クリアの認定システムになっています。

 

条件@ 6つに分けられた領域の得点全てが、基準ラインを超えること

 

「敬語」・「文法」・「語彙」・「言葉の意味」・「表記」・「漢字」の6領域全てをバランス良く得点できることも条件の一つ。

 

1領域でも基準ラインを下回ると認定されません。(=領域別得点も認定基準ということです)

 

条件A 各級の得点率に応じ、級・準級の認定がある

 

例えば3級の受検でしたら「3級の認定得点率には届かなかったけれど、準3級の得点率内」であれば、準3級に認定されます。

 

(但し最初から準級の受検申し込みは不可・0〜60%(目安)は全級不合格)

 

総合得点率

60〜70%(目安)

70〜80%(目安)

80〜100%(目安)

1級

不合格

準1級認定

1級認定

2級

不合格

準2級認定

2級認定

3級

準3級認定

3級認定

4級

準4級認定

4級認定

5級

準5級認定

5級認定

6級

準6級認定

6級認定

7級

準7級認定

7級認定

 

 

《認定証の絵柄》

 

認定された場合「認定証」と「認定証明書」が発行・送付されます。(+個人カルテ)

 

認定証の中央には、級に応じて色々な生き物のシルエットがプリントされています。

 

 7級 …… リス

 

 6級 …… ウサギ

 

 5級 …… シカ

 

 4級 …… フクロウ

 

 3級 …… 鶴

 

 2級 …… 虎

 

準1級 …… 龍

 

 1級 …… 鳳凰

 

 

級認定の場合は、右下の級の上にもお揃いの生き物のマーク付き。

 

(※準認定に級の上マークは入りません。但し1級&準1級は同じ「龍」のマークが入ります)

 

個人的に収集癖をくすぐられます……。

 

心が疲れた,癒されたい,笑いたい,泣きたい,怒りたい,感動したい,おもちゃ箱,花,植物,人間関係,恋愛,男,女,美容,コスメ,ダイエット

 



 

参考書籍(日本語学習の向上用) 

ここでは、日本語検定委員会で紹介されている教材ではなく、ネコノヒゲ好みの書籍をご紹介します。

 

※検定対策のみに重点を置くのではなく、日本語を楽しんで知識を深めることを第一目的に選出しました

 

※電車内等ちょっとした空き時間用に、日常持ち歩いてもあまり邪魔にならないサイズ・重量であることにもポイントを置きました

 

 

「美しい日本語の辞典」

 

 

発行所:小学館

 

編集:小学館事典編集部

 

ページ数:478頁

 

収録語数:約2100語(+色名117色) 

 

 

タイトルに偽りなし!古典芸能でも使用されるような、とても美しい日本語の数々が集約されている辞典です。

 

語句の解説もわかりやすく、日本語には四季折々の風景を表す言葉が多いのだと改めて感じます。

 

また、教養の深いご年配の方の話し言葉や、手紙の文中などにさらりと普段使いしているものも多く収録されているためか、拝読しているうち、いつの間にか風雅な読み物でも楽しんでいるような気持ちでページが進みます。

 

 

ご参考までに、日本語検定関連から独自に内容分析した結果も併せて掲載。

 

《書籍内 領域別掲載語句数》(※平成26年度 1級過去問題 第1回・第2回限定)

年度・回

敬語

文法

語彙

意味

表記

漢字

総合

H26 第1回

-

H26 第2回

1

-

 

平成26年度の1級で出題された問題のうち、書籍が掲載していた語句を6領域別にカウントしたのが上の数です。

 

年度限定の検定2回分のみからですが、これらから読み取れる傾向として、この書籍は「語彙・言葉の意味」にあたる領域を増やしたい方向きかと思います。

 

ただし、対応数の高い2領域に限っても、全ての問題をカバーしてはいません。

 

しかしその点を考慮した上で、収録語数と検定の問題数から、1級の検定に対応する語句が比較的多く掲載されていると言えます。

 

 

「勘違い敬語の事典」

 

 

発行所:東京堂出版

 

著者:奥秋義信

 

ページ数:342頁

 

 

メディアのニュース等で使用されている「敬語」の誤用を、具体例を挙げて解説しています。

 

日常、正しい敬語として耳に触れる機会が多い機会のひとつがメディア媒体ですが、実はこの中にも誤用は多分に含まれています。メディアで使用しているからと鵜呑みにせず、敬語の基本を見直すという(いわゆる反面教師的)スタンスの書籍です。

 

二重どころか三重敬語も結構使われてしまっている現状を再認識し、誤用に内心ツッコミを入れられるレベルまで到達したいものです。

 

この書籍の得意領域は、もちろん「敬語」向き。

 

 

「ポケット版 慣用句・故事ことわざ辞典」

 

 

 

発行所:成美堂出版

 

発行者:深見公子

 

ページ数:791頁

 

収録語数:約7500語句(うち慣用句約4240語句)

 

 

故事・ことわざには四字熟語で表されることも多々ありますので、ある程度のその部分も補強できます。

 

《書籍内 領域別掲載語句数》(※平成26年度 1級過去問題 第1回・第2回限定)

年度・回

敬語

文法

語彙

意味

表記

漢字

総合

H26 第1回

-

H26 第2回

8(5)

1(2)

 

・表内の領域にある「総合」とは、特定の領域指定でいなかった問題を指します。

 

・()の数字は、一つの問題に対し複数選択問題に掲載されていたもの(かつ、正解でなかったもの)をカウントしました。

 

ちなみに26年度の場合、漢字表記は四字熟語から出題されたものが多く見受けられましたので、四字熟語に強い書籍は漢字に対する掲載語句数が高くなる傾向になると思います。


 
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