外国人力士はなぜ日本語がうまいのか
《外国人力士はなぜ日本語がうまいのか》
他ページでも、ちょこちょこ申し上げているかと思いますが……基本、
言語&文字好き。
日本語に限らず、「ことば」というものに、並々ならぬ好奇心がございます。
そんなネコノヒゲが、以前から気になっていたのが、角界の力士の、試合
後の汗まみれインタビュー。
日本国籍の方はさておき、他の国から角界に飛び込んだ様々な国出身
の皆様が、とても流暢な日本語でインタビューに臨んでいらっしゃるの
を、不思議に思った方も少なくないのでは。(発音もほぼパーフェクト)
日本に留学中の方々(仕事の絡みで、様々な国籍の方とお会いすることが多かったのです)などは、一部の方を除き、一様にたどたどしい日本語を操っているのが実情。
……何故、力士限定で、突出して日本語が堪能???
と思っていた謎が、この本に出会って納得したという、珠玉の一冊。
詳細はネタバレになりますので伏せさせて頂きますが、彼らが流暢な日本語を必要とする理由が明確で、長年の疑問が氷解。(ヒント:タニマチ)
数ある言語の中でも難解と評される「日本語」を操る極意が、凝縮されていました。
この方法は、日本語に限定しなくとも、他言語習得に関する大きなヒントも含んでいます。
(※上手にならなかった方の体験談と理由も、明確に書いてありましたし)
……日々、日本語を駆使して生活している方々。
その能力をお持ちなら、他言語の習得なんぞ、「へ」でも「ほ」でもございません。
元々の日本語が、ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベットにアラビア数字&漢数字の多刀流。(+表現力豊かな顔文字の数々)
すでに幾多の教授陣がさんざん仰っているかとは思いますが、私も小さく援護します。
ここまで自由自在に言葉を吸収・消化し、使いこなす民族なんて、そうそういません。
VIVA!日本&日本語!!!