X(X JAPAN)

《X (X JAPAN)》

 

人生の途中、後々の生き様にまで影響を及ぼす出来事に遭遇することがあります。

 

また、そういった出来事が一時期に集中して絡むことも往々にしてあるもの。

 

そんな時期の背景を彩っていたのが、“X”(後に“X JAPAN”に改名)の楽曲だったというのも、ネコノヒゲにとってやはり何か意味のある縁だったのかもしれません。

 



 

Xがインディーズだった頃、縁あって入手したライブハウス音源(当時まだカセットテープ)の中に“UNFINISHED”が収録されていました。

 

発売当初、限定盤だった“Vanishing Vision”の段階でもまだ未完成で、果たしてこの曲は完成されるのか?と憂慮していましたが、無事アルバム“BLUE BLOOD ”で完成バージョンを聴くことができ心底安堵。

 

“X”に好きな楽曲は多々あれど、特にピックアップしておもちゃ箱にしまっているのはそんな所以です。

 

“Unfinished”

 

 

 

Hideの訃報を聞いたのは、これも個人的に後々しがらみを紡ぐことになった京都。

 

実はこの時京都にいたことがきっかけで、後日Hideの関係者から、周囲が伏せていた真実の死因を聞くことになるとは当時予想だにしませんでした。

 

……薬物ではありません。

 

……まして、自殺でもありません。

 

(付け加えるなら、巷で噂されている「窒息プレイ」なる、ふざけたものでもなく)

 

Hideは、自身を愛してくれるファンを悲しませるような、自らの手で命を縮める方法など選択してはいませんでした。

 

彼の性格上、する筈がありません。これは紛れもない事実です。(本当に唯一の救いでした)

 

真相は……「単なる事故だった」……とだけ申し上げます。

 

詳細は、固く約束したので黙して墓場まで持って行きますが、ネコノヒゲがあの世に行った際には血眼でHideを探し出し、胸倉つかんで早逝に対する怒りをぶちまけようと思っています。

 



 


 
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